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ラベラー(ラベル貼り機)選びのポイント

Home >> ラベラー選びのポイント

1. ラベラー選びのQ&A

1-1. どんなラベラーがあるの?

ラベラー(ラベル貼り機)には、ラベルを台紙から剥がす剥離機、商品を供給することで剥がしたラベルを指定位置に貼ってしまう半自動ラベラー、商品も自動的に供給してラベルを貼ってしまう自動ラベラーがあります。ラベルの貼り方で機種の選定をしてください。


1-2. 機械化でどんなメリットがあるの?

まず作業能力が上がります。

一般的に剥離機を使うことで手作業の5倍、半自動ラベラーを使うことで8倍、自動ラベラーによって12倍の能力が出るといえます。

ラベルを手で剥がして商品の決められた位置に貼るのに、手作業では毎分5個、剥離機を使えば25個、半自動ラベラーで40個、自動ラベラーなら60個目安です。(商品、ラベルの形状や大きさ、貼り方によりこの数字は変わります。)

ひとくちメモ

捺印を手押しでやっていられる場合、これをオプションのホットプリンターをつけることによって、効果は2倍〜4倍上がることは言うまでもありません。

ラベル貼りの能力差

1-3. 作業能力以外にもメリットはあるの?

はい。手作業は作業者の癖や能力に左右されます。機械化することで、誰にでも同じ能力で貼れますので、生産計画が立てられます。ラベルを貼る品質もやはり機械の導入によって一定します。


1-4. ラベル貼りの品質って?

まずラベルが作業者の手で汚れない、破れないと云う基本的なことがあげられます。透明ラベルを手で貼ると指紋がついたこと等ありませんか?貼られたラベルにしわや気泡が入らない事、商品の一定位置にラベルが貼られていること、ラベルが曲がらないことなどが機械化によって出来ます。

ラベル貼りの精度

1-5. じゃあ、半自動より自動ラベラーの方が良いね?

一概に言えません。自動ラベラーは専用容器作業に向いていますが、半自動ラベラーは多品種少量ロット向けです。コストもサイズも半自動ラベラーのほうが安くて小さくなります。同じ日に1種類以下の商品を流すような作業であれば、自動ラベラーが向いています。供給と搬出がインラインに組み込まれていれば自動ラベラーには更に大きなメリットがでます。


ラベルを一枚ずつ手で剥がし、手で貼る 作業能力
貼り品質 作業者の能力による
説  明 手で剥がしたラベルを作業者の感覚で位置決めをする。丁寧な仕上がりにすると能力ダウン、作業者の能力で差が出る。

剥離機、ハンドラベラー 作業能力 ★★★★★
貼り品質 作業者の能力による
説  明 機械で剥がしたラベルを作業者の感覚で位置決めをする。丁寧な仕上がりにすると能力ダウン、作業者の能力で差が出る。

卓上型半自動ラベラー 作業能力 ★★★★★★★★
貼り品質 正確、かつ常に一定
説  明 容器を機械にセットすると、自動的にラベルが貼れる。卓上型のため場所をあまりとらない。
特  徴 多品種少量ロット向け、低コスト、省スペース。

コンベア一体型自動ラベラー 作業能力 ★★★★★★★★★★★★
貼り品質 正確、かつ常に一定
説  明 容器をコンベア等で自動搬送し、途中で自動的にラベルを貼る。上流下流とライン化する事で、省力化が進む。
特  徴 専用容器作業向け、大型。

2. 機械導入前に検討してみてください

2-1. 無駄な動き「歩く、探す、迷う」

人間が一歩に要する時間はほぼ0.8秒といわれています。25メートル先に資材がおいてあり、1時間に10往復すると8時間で4キロメートル歩く計算になり、往復移動時間は1日で約1時間に相当します。もしそこで在庫状態が整理されていないと、探すのにロスタイム、仕事の手順が整理されていないと迷いが生じ、指示を待ったり考えるのにまた時間をロスします。距離、作業・判断手順が直近であることが重要になります。行き来する人数が多ければ多いほど、無駄は正比例して増えることになります。


2-2. 大型機械の落とし穴

部屋に2×10メートルの機械が設置されていると仮定すると、その機械の裏側に回りこむのに最大一回一人で24メートル歩くことになります。機械が大型化すればするほど電力消費量も大きくなります。部屋も合わせて大きくしていくと、照明や空調、クリーン維持費など高くつきます。スペースにも費用はかかっています。機械は大型が良いと決め付けずに、できれば省スペース、省電力を検討してください。

大型機械は本当に必要でしょうか

ひとくちメモ

  • 大型機械は、一度設置すると移動しにくいです。
  • 卓上型で電気(AC100V)なら機械は必要なところへ移動できます。

2-3. 同じラインで忙しい人、忙しくない人の混在

流れ作業で、工程A(1個/2分)、工程B(1個/3分)、工程C(1個/2分)を組み合わせると、Aさん基準で作業が流れ始め、Bさんは大忙し、Cさんは時間をもて余します。仕事量はBさんのがんばり具合によりますが、1個/3分です。B工程に工夫をすべきです。A・C工程に付加価値(確認、目視検査、資材補給、記録、連絡等)をつけて作業時間の平均化を図るべきではないでしょうか。

同じラインで忙しい人、忙しくない人の混在

2-4. ライン化されていない現場に自動機は必要でしょうか

機動力のある機械は検討されましたか?自動ラベラーを例にとります。これを上流下流ともに切り離して単独で使ったとします。容器は上流から5個ずつ手で入れ、下流でも5個ずつ手で受け取ります。従って、自動ラベラーに二人つくことになります。そのラベラーの能力が60とします。上下流の人は毎分12回、容器の受け渡しが必要なため(5秒間隔)、手が離せません。自動ラベラーをラインに組み込むと、上下流とも人手は必要なくなりますので、人件費は資材(ラベルと印字テープ)の補充程度で済みます。自動ラベラーはラインの中に組み込むことで、大きく力が発揮できます。大量に常時同一製品を作る場合には、ライン化もしやすいですね。

一方、半自動ラベラーの能力が30として、一人で扱えるため、自動ラベラーと能力は等しくなります。半自動ラベラーの場合、作業者は更にラベルの貼りズレ、印字抜けを同時にチェックできます。

ライン化されていないと、自動機に二人の人間が必要

2-5. 機械の操作は誰でも、工具なしで扱えますか?

工具レスが理想段取り換えのたびに管理職が付き添っていませんか?機械は日々進化しています。高機能も付加されていきます。ところで、誰が日々機械を操作するのかを考えないで機械を購入すると、使いこなせない場合があります。あるいは相当の知識のある人が、段取り換えの度に呼ばれてしまいます。現場の人も使える機械でなければ、結局ランニングコストの高い機械になってしまいます。購入前には現場の意見も取り入れ、導入後に現場の人のトレーニングカリキュラムを組んで、機械を活かすことが大切です。


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