ラベルの抜き刃

「ラベラーにセットしたら、ラベルの台紙がすぐ切れるのだけど、機械が何か悪さしてない?」というご指摘を受けることがあります。おおよそラベラーでのラベル剥離方法は、台紙からラベルを剥離するために急角度で折り返し、台紙を送るので、引っ張る力が強すぎるように感じたり、剥離板で台紙を切断しているように感じられるかも知れません。しかし、よくよくお話を伺ってみると、ほとんどの場合、ラベルの抜き刃が強すぎてそこから台紙が裂けているようです。

ラベルの抜き刃とは、ラベルを製作する行程で、印刷をした後にラベルの形に沿って切り抜き加工するときに使う刃のことです。この抜き加工の際に刃が強すぎると、台紙に切り込みが入ってしまい、ラベラーが台紙を送るときにそこから裂けてしまいます。

印刷したラベルを型抜きしてカス上げします

印刷したものに型抜きでラベルにだけ刃を入れ、カス上げで余白部分を取り除きます。

抜き刃を失敗したセパレーター

抜き加工が強すぎると写真のように、台紙がラベルの型に切れてしまいます

抜き刃の入っていない台紙を使用した場合、途中で台紙が裂けてしまうことはほとんどありません。ラベルを発注する際に一言、「自動ラベラー用に使います」と口を添えていただけるとほとんどのラベルメーカーさんで、その対応をしてもらえるはずです。もし対応してもらえない場合は、弊社にも一度ご相談ください。