ホットプリンターINJ-70をR社に納入

R社は大手複写機メーカーさんで、弊社は4年前にインクカートリッジ用ラベル貼り機を2台、3年前に追加の3台を入れさせていただいています。弊社機種BP701のお客様特注仕様です。5台はお客様の生産が追いつかないほどの受注に追われ、一日2交代制でフル活動中です。

R社から、バッチ番号をラベルに入れたいということでプリンターを後付したいというお話をいただきました。小型ホットプリンターINJ-70だと、限られたスペースに取り付けることが出来ることもあり、これをお勧めしました。

お客様の事情から、まず一台を納入、続けて4台をお客様の工場内でラインを止めないように一台が完成したら次の一台と一日で取り掛かって欲しいという要望でした。

一台目の弊社での工場立会いのときに、印字品質のことを非常に気にしておられました。そのときには、従来タイプの印字テープを使っていましたが、微量の粉がラベル表面に残り、粉が機械の軸に溜まるのを目にされたからです。

そこで、新開発の印字テープを試しに使ってみてくださいとお願いし、今なら品種を変えることは可能なので、「やってみるか」ということで、テストが始まり ました。しばらくの間お客様は黙ったままでした。綿棒を使ってこすったり、印字したラベルを眺めたり…。我々にはただ黙ってご判断を待つ意外になすすべも ありませんでした。

ようやく発せられた言葉は、価格と一巻あたりの巻き数はどうかということでした。1メートルあたりの価格は従来品より安く、巻き数は従来品の約3倍(外径70mmで120メートルが300メートル以上)と答えました。

印字品質は従来品よりスマート(やや細め)、印字の粉が出ない(従来品よりしっかり接着)、印字テープの交換手間が1/3、印字温度が85度で取り扱いの安全度が増す等々、お客様からお褒めの言葉が次々出てきました。

遠くから来ていただいて、4時間のぶっ通しの工場立会いでしたが、帰る際にお客様から「来た甲斐があった」といっていただきました。我々も、お客様をお見送りしたあと、良かったと思える瞬間でした。

新プリンターINJ-50/70は、R社にそのスタートを祝福されたという思いです。

BP701にホットプリンターINJ-70を搭載しました

INJ-70を搭載したBP701

この事例に該当する機種は…

INJ-70に安全カバーを取り付けました

安全カバーを装着したINJ-70