丸キャップに丸ラベル

化粧品のクリーム容器へのラベル貼りにTL105Bを納める事が増えました。クリーム容器といえば、背の低い丸容器が多く見受けられます。責任表示ラベルを容器底面に貼り付けるケースがほとんどです。

天面に貼るラベルは、美粧性を意識したものが多く、きれいなデザインが採用されます。容器印刷では表現しきれない繊細なデザインは、ラベル印刷の方が色の表現が得意でもあり、敢えてラベルで対応をする製品も増えてきました。

丸いキャップ天面・底面に丸いラベルを貼る事になりますが、美粧性を問われるラベルですから、丸い中に丸いラベルを貼るなら、しっかりセンターにラベルを貼りたいものです。丸容器に丸ラベルは、ラベル貼り位置が少しずれただけでズレが大きく見えてしまうという特徴があります。

一般的な上面貼りラベラーでこの作業を行うとすれば、そのラベラーの基本性能を確認する必要があります。いわゆる、「プラスマイナス何ミリで貼れるか」、です。

例えば直径68㎜のキャップ天面に66㎜の丸ラベルを貼る時、ラベラーの持つ貼り位置精度±2㎜だとしたら、ラベルがはみだして貼れてしまいます。貼り位置精度が±0.5㎜だったらラベルはキャップ天面・底面からはみ出しません。「ラベルを小さくすればいいじゃないか」、と思われるかもしれませんが、デザイン性からすれば、キャップが直径68㎜なら、ラベルはその円の中ほぼ全てが覆われるよう、ラベルは極力大きくしたいという要望の方が多いのが実状ではないでしょうか。

TL105Bはキャップ・容器を搬送コンベアに流しながらラベル貼付を行うラベラーでありながら、±0.5㎜(資材公差±0㎜とし、オプション搭載時を除く)という、上面貼りラベラーの中では業界随一の貼り位置精度を実現出来ます。

この事例に該当する機種は…